| GERD(胃食道逆流症)について |
川崎町立病院
内科 門田 和久 |
GERDとは胃酸が食道に逆流し、長時間にわたって食道内にとどまるために、食道の粘膜が荒れたり、胸やけなどの症状が出現したりする状態をいいます。胸やけ以外の症状として、胸の痛み、ゼーゼーいうような呼吸、長引くせき、のどの違和感、声がれ、耳の痛みなどがあります。
前記のような症状があり、胃カメラで食道粘膜が荒れてびらんや、かいようが生じていればすぐに診断できますが、なかには食道粘膜の傷害を伴わない人もいます。
治療は胃酸をおさえる薬をのむことが基本ですが、薬をのむことをやめると症状が再発することが多いです。
GERDは高たんぱく高脂肪食、過食、肥満に伴って発生しやすく、生活習慣病の一つと考えられており、薬での治療のみならず、生活習慣の改善が重要です。
アルコールは、食道粘膜を直接刺激したり、特に白ワインやビールで胃酸を逆流さ
せやすいので控えるようにしましょう。
喫煙は、胃酸を逆流させやすく、食道の下や胃の入り口にガンができやすくなるため、禁煙をお勧めします。(禁煙を助ける薬があります。)
寝るときですが、枕を高くしたり、上半身を高くしたり、左を下にして寝ると胃酸の逆流が少なくなります。また、食後3時間は横にならないようにしましょう。
便秘や腹部を圧迫するベルト・ガードル・腰痛のためのコルセットや、農作業や園芸で長時間の前かがみの姿勢をとることもGERDの原因となります。
ほかの病気に対する薬で
もGERDの原因となることがありますので注意してく ださい
(2006.8.02更新) |