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小児科
川崎町立病院小児科だより
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第3回テーマ 「インフルエンザ」

インフルエンザとは

インフルエンザウイルスの感染によって毎年冬に流行する呼吸器感染症です。 インフルエンザウイルスはA型,B型及びC型に分けられ、この中でA型とB型は毎年、 広範囲に爆発的な流行を引き起こすことがあります。

さらにインフルエンザは、高齢者、小児、妊婦、呼吸器疾患患者に時として重篤な合併症を引き起こし、 その進行が極めて早いことから迅速な診断と治療が求められます。


<症状>

1〜2日間の潜伏期間の後に、突然、高熱、頭痛、筋肉痛、関節痛や倦怠感など全身症状が急激に出現します。 また、咳、咽頭痛や鼻汁などの症状を併発します。

眼の痛みや充血、鼻血を認め、嘔吐、腹痛、下痢などの症状もみられることがあります。

発熱は3〜5日続きます。しばしば、途中で一旦解熱し再度発熱することもあります。


<診断>

特徴的な症状、周囲の流行状況や迅速診断検査を参考に総合的に診断します。 迅速診断検査は外来で簡単にでき約20分程度で診断できます。


<合併症>

呼吸器系:中耳炎、喉頭炎、気管支炎、肺炎、喘息発作など
神経系:熱性けいれん、脳症(インフルエンザ脳症など)
その他:筋炎など

<治療>

発症して48時間以内に抗インフルエンザ薬を使用します。抗インフルエンザ薬は、48時間経過後の有効性は確立されていません。 上記の様な症状がある時は早目に医療機関を受診して下さい。

早目に医療機関を受診して下さい。高熱に対して解熱剤を使用する際には、一部に脳症の発症に関連する薬剤がありますので、必ず医師に相談してください。

家庭では安静と水分補給に心がけ、発熱に対しては脇の下や股のつけ根などを冷やし、室内は加湿(70〜80%)に努めます。

<予防>

予防接種が基本です。乳幼児では効果が低い傾向があります。そこで同居している家族の人もできるだけ接種を行ってください。

インフルエンザはくしゃみ、咳などの唾液に含まれるウイルスを直接吸い込むか、ウイルスの付着した器物に触った手を鼻・口・目にもっていくことにより感染(飛沫感染)します。マスクの着用、手洗い、うがいを励行しましょう。)

<予後>

合併症のない場合は1週間から10日以内に軽快します。登園・登校は熱が下がって2日たつまで禁止されています。 インフルエンザ脳症は死亡率も高く予後不良です。本症は5歳以下、特に1〜3歳に好発します。

脳症の発症は急速でインフルエンザの発熱から数時間〜1日でけいれんや意識障害が出現します。けいれんが15〜20分以上続く場合、けいれんが止まっても意識がしっかりもどらない場合、 けいれんの前後に意味不明の異常な言動や行動が長く続く場合には必ず医療機関にご連絡ください。)

(2005.03.08更新)



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